芭蕉温泉ランドの管理はお任せ

雄大な那須高原をキャンバスにして、思い描くリゾートライフやセカンドライフ、田舎暮らしの夢は人それぞれ違います。別荘として家族や友人と過ごす週末リゾート、晴耕雨読の自給自足、無農薬野菜や有機野菜栽培、喫茶店やレストラン経営、趣味を生かした工房、アトリエオーナー。のんびり釣り三昧、秘湯巡りなど、既に那須高原で夢を描き始めた方々の那須暮らしをご紹介いたします。
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『芭蕉温泉ランドの管理はお任せ』

松本一男さん

ここは常駐管理体制を敷いている全800区画の「芭蕉温泉ランド」分譲地。住宅、セカンドハウス、貸別荘と、200棟以上の建物が点在している。その管理部門を担当している松本一男さんは、この道20年以上のベテラン。管理に関するさまざまな業務を手がけている。日常的にチェックしているのは管理を委託された約20棟+30棟の貸別荘だが、経験豊富でどんなトラブルにも即応できるのが強みだ。

「電気工事が必要になるケースもありますが、私は地元の人間なので、業者もすぐに斡旋できます。『松本さんのお陰 で助かった』といわれるのが嬉しいですね。普段はお茶を飲みながら『うちの息子が結婚しない。どうしたらいい』といった話題になることもしばしば。私は61歳ですが、同年代のお客さんが多いんですね。話をするのは好きだから、親しくおつきあいさせていただいているんですよ」と微笑む。
自宅は分譲地から約6kmの農村部にある。もともと2町歩(=6000坪)の田んぼを耕す農家で、米を40年以上も栽培してきた。分譲地にはその米を注文するお客さんが多く、たまに買っていく別荘の人たちにも評判がいい。また、みんな農家だと知っているので、畑の相談も多くなる。
「土いじりをやったことがない人は、落ち葉をそのまま土に入れたりする。生のままだと乾燥するから、米糠や油粕を混ぜて発酵させた堆肥を入れてください、と説明するんですよ。うちのコシヒカリを買ってくれる人は10世帯以上います。お世辞かもしれないけど、みんな美味しいと誉めてくれますね」

分譲地には肌がツルツルになるPH値9.8のアルカリ単純温泉が引き込まれており、オーナーの9割近くが温泉を引き込んでいる。湯量豊富なので、かけ流しで使えばいいのだが、なかにはもったいないと何度も追い炊きする人がいるという。
「いくら良質な温泉でも、再利用すれば泥がたまってしまう。コストは大したことないからかけ流しで使ってください、と説明します。管理の仕事は冬に多くなるんですね。典型的なのは水道管の凍結ですが、ボールペンくらいの太さの水を流しっ放しにしてください、それなら水は凍りませんから、とアドバイスします。便器も凍結で壊れやすいので、便座の電気を中くらいに保ってください、と話します。なかには都会に戻るときブレーカーを落とす人もいるのですが、この節約が裏目に出る。最悪の場合は給湯器や冷蔵庫が壊れたり、浄化槽の菌が死滅してトイレが使えなくなったりするので、利用者にも最低限の知識は必要なんですよ」

週6日は出勤している松本さんだが、今年から若きスタッフの熊谷さんも加わった。「美肌の湯」といわれる温泉とともに、敏速に対応できる管理体制が分譲地の大きな魅力になっている。