週末は家族そろって那須でリフレッシュ

雄大な那須高原をキャンバスにして、思い描くリゾートライフやセカンドライフ、田舎暮らしの夢は人それぞれ違います。別荘として家族や友人と過ごす週末リゾート、晴耕雨読の自給自足、無農薬野菜や有機野菜栽培、喫茶店やレストラン経営、趣味を生かした工房、アトリエオーナー。のんびり釣り三昧、秘湯巡りなど、既に那須高原で夢を描き始めた方々の那須暮らしをご紹介いたします。
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『週末は家族そろって那須でリフレッシュ』

岡田和也さんご一家

「あそこにね、キュウリが2個あるんだよ。まだちっちゃいけど、大きくなったら食べられるんだよ」と話すのは、5歳の岡田夏葉ちゃん。その隣で父親の和也さんが、満面の笑みを浮かべている。半年前に「みやびの郷」に建てたセカンドハウスでの一場面だ。

「さいたまスーパーアリーナ」が見える14階建てマンションの5階に住んでいるという岡田さん一家は、女の子2人と共働きの夫婦の4人家族。新都心では望めない地べたがほしくなり、雑誌などで物件探しを始める。5年前に東北線沿線で温泉分譲地を見学したのを皮切りに、栃木県内で土地を探したが、理想の土地がなかなか見つからない。「みやびの郷」に出会ったのは2年前。芭蕉温泉ランドを訪ねた際、自然と利便性を備えた分譲地の存在を知り、和也さんはここだと確信する。
「私たちは将来、永住したいと思っているんですね。ここは半分以上が定住者で、別荘地の感覚ではない。まわりの田んぼもきれいだし、7月下旬には下の小川でホタルが見えるくらい自然が豊か。一時は新幹線通勤も考えたんですが、共働きでまだ子どもが小さいし、娘たちが独立してからにしようという結論になったんです」

将来の永住に備えて、家は外断熱工法を採用。図面は自分で描いたという。家が完成してからは、週末毎にここへ通っている。土曜の午後に自宅を出て、その夜に到着。移動のプロセスも楽しんでおり、高速なら1時間半の道のりを一般道路で約3時間かけてやってくるのだとか。

240坪の敷地では自分で外構工事を進めており、土を移動したり、木で土留めを作ったり、畑をブロックで囲んだりしている。仕事で土木部門に携わっているので、こういう作業はお手のものだ。ブロッコリーやスナップエンドウなどの野菜はまだ育っていなかったが、ブルーベリーは試食済み。サクランボやプラムなどの果樹も植えたという。和也さんには陶芸の趣味もある。県展に出展するほどの腕前で、先生が会津高原に持っている薪窯を借りているのだとか。那須からは車で約1時間だが、年に数回は窯の手伝いに出かけている。新居の室外灯は陶器で作った和也さんの作品で、花器や土鍋なども作っている。今後は室内にも器を並べていく予定だ。

「ここにくると気分転換になるし、リフレッシュするんですよ。体を動かすのが気持ちいい。庭の芝張りも自分でやったんですが、すぐ伸びてくるので芝刈り機を買いました。ここでバーベキューもやります。遊びにきた友人たちが羨ましがっていましたね。日曜の朝は道の駅まで新鮮な野菜を買いにいって、ゆっくりと朝食をとるんです。帰りは午後5時くらいに出発し、あちこちまわりながら帰宅は9時頃。往復6時間かけても、移動はまったく苦になりません」

 最初は虫を怖がっていたという娘さんたちも、外でコオロギを追いかけるようになった。お父さんが定住してろくろを回す頃には、ここが彼女たちの故郷になるのだろう。