インターネットでアメリカから那須へ直行!

雄大な那須高原をキャンバスにして、思い描くリゾートライフやセカンドライフ、田舎暮らしの夢は人それぞれ違います。別荘として家族や友人と過ごす週末リゾート、晴耕雨読の自給自足、無農薬野菜や有機野菜栽培、喫茶店やレストラン経営、趣味を生かした工房、アトリエオーナー。のんびり釣り三昧、秘湯巡りなど、既に那須高原で夢を描き始めた方々の那須暮らしをご紹介いたします。
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『インターネットでアメリカから那須へ直行!』

中村一登さん・ひさ子さんご夫妻

JR黒田原駅より3km弱と徒歩圏内にある「みやびの郷」分譲地。その一角にあるレンガ模様の落ち着いた建物に足を踏み入れると、パイン材のいい香りが取材陣を取り巻いた。入居して2カ月半、ここが中村一登さん、ひさ子さんご夫妻が終の棲家と決めたお住まいだ。といっても大都会を離れた普通の田舎暮らしではなく、話はもっとグローバル。何とアメリカのカリフォルニア州フレスノから成田空港経由で那須へ直行したというのだ。手がかりはインターネットだった。

「那須の情報を探していたら、日本開発企画のHPで本澤さんが温泉と通年利用型別荘地の紹介をしていたんです。それが気になり、まず日本にいる弟に撮影を頼んで現地の様子をVTRで観たんですね。ここならいいと直感しました。アメリカから電話はしたけど、帰国しないで契約したんですよ」と一登さん。
ご主人はアメリカ生まれの日系二世で、日本の企業に就職。東京や大阪で活動していたが、定年間際になって太平洋に面した三重県・志摩に別荘を建築した。5年ほど利用していたが、親類の多いアメリカの生活が忘れ難く、13年前に夫婦で人口約70万人のフレスノに移住。そこは徒歩圏内にスーパーマーケットが3軒あるような便利な場所だったが、横浜生まれのひさ子さんは
「確かに生活はしやすいけど、私には言葉の問題があったんです。それで日本に戻ることにしたんですが、以前、志摩で海の近くでの生活を経験してますから、今度は山がいいなと。山形に住んでいる妹に会うにも、那須なら横浜に比べて半分の時間で済みますし。日本から送ってもらった雑誌に国際線の元パイロットの記事が載っていて、いろいろ悩んで最終的に那須を選んだ、と書いてあったんです。私たちも似たような境遇だから、那須に興味を持ちました。今住んでいる分譲地は駅まで歩いていけるし、タクシーも使えるので年を取ってから利用しやすいと思ったんですよ」と経緯を語る。

冒頭に紹介した建物は、日本開発企画が手がける外断熱工法の「エコロハウス」。一登さんは建物の設計もできるのだが、自然志向の木の家と聞いて計画を変えた。建物をすっぽり包むように断熱材が入っており、計画的な冷暖房と換気を実現。冬でも快適なリゾートライフが楽しめるのだ。

その一登さんの趣味は、何とメロン栽培。敷地内には12坪の大きなビニールハウスがあり、ここで来夏から90個くらい栽培しようという計画なのだ。

「アメリカでも120個くらい作っていたんです。日本から持っていった種で偶然できたんですけど、友人にあげたり、ジュースにして飲んだりしていました。果肉がグリーンで、買うと50ドルくらいする。向こうにも1~2ドルで買える安いメロンはあるんだけど、せっかくなら高級なのがいいですからね。やや土の酸性度が高いので、ここでは土作りから始めています」

国際派の中村さんも認めた那須の自然生活。来年にはメロンの自慢話も聞けそうだ。