雄大な那須高原をキャンバスにして、思い描くリゾートライフやセカンドライフ、田舎暮らしの夢は人それぞれ違います。別荘として家族や友人と過ごす週末リゾート、晴耕雨読の自給自足、無農薬野菜や有機野菜栽培、喫茶店やレストラン経営、趣味を生かした工房、アトリエオーナー。のんびり釣り三昧、秘湯巡りなど、既に那須高原で夢を描き始めた方々の那須暮らしをご紹介いたします。
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『ペットとともに那須が楽しめるお店をオープン』
「ドッグフレンドメロディ」の飯田正光さん
那須の中心・広谷地交差点から主要地方道・那須西郷線を北へわずか800mほど進んだ沿道に、「わんこといっしょに パスタ ハンバーグ オムライス」「Dog Cafe」と書かれた小さな看板が見える。この夏にオープンした「ドッグフレンドメロディ」の目印だ。店内はL字のカウンターとテーブル席が設けられており、おしゃれなレストランといった感じ。ただ、普通の飲食店と違うのは、お客さんがペットといっしょに食事を楽しんでいることだろう。
「那須くらい大きな観光地になると、ペット連れのお客さんが多いんですね。しかし、いっしょに食事ができる店はまだまだ少ない。そういう人たちに利用してもらうためのお店なんです。メニューはわんちゃん向けと人間向けを用意しています。わんちゃん向けも人間が食べられる食材を使っているんですが、健康を考えて塩分控えめにしてあるんですよ。天気がいい日はわんちゃんを放したまま外で食べられるよう、柵で囲った空間も用意しています」とオーナーの飯田正光さんは話す。
ペット用だからといって、メニューは質素ではない。「ささみと温野菜プレート」(小350円/中大550円)、「牛筋スープ煮・野菜添え」(小400円/大600円)、「わんちゃんヨーグルト」(小200円/大400円)、「わんちゃんケーキ」(350円)と本格的だ。一方、人間向けは「ケーキセット」(680円)、「和風ハンバーグ・ワンプレート・ご飯付き」(950円)、「オムライス」(800円)などがあり、年輩の方には昔懐かしいカレー味のキャベツをはさんだ「ホットドック」(450円)が好評だとか。価格も全体的にリーズナブルだ。
この店のもう1つの特徴は、トリミング、小犬の販売、ペットのおやつやグッズの販売、ホテルを兼ねていること。旅行のついでにワンちゃんの身だしなみを整えたり、人間だけで食事後に約100種類の中からワンちゃんを購入したり、別荘利用の際に一時的にワンちゃんを預ける、といった利用法ができるのだ。ペット好きにとっては、まさに痒いところに手が届いた店といえよう。飯田さんはペットの世界で20年以上活動してきた方で、千葉県に2店舗、栃木県に2店舗を展開。カフェを設けた店はこれで2軒目だそうだが、立地のよさを見込んで出店した。「那須どうぶつ王国」にテナントを出していた時期もあり、この地域の客層は熟知している。
「飼い主はいっしょに移動するのが大変だからと、自宅近くのペットショップに預ける人が多いんですね。でも、ペットだって家族の一員ですから、一緒に楽しむお手伝いをしたい。始めたばかりで軌道に乗るのは来年になると思いますが、まずやるべきは店の存在を知ってもらうこと。ペットオーナーのネットワークがあるので、そこからも広がりが期待できると思っています」
食事ができるだけでなく、ここにはわんちゃんの情報も集まってくる。那須の週末をペットとともに過ごしたい人は、ぜひ訪ねてもらいたい。
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