雪や星がきれいな冬の那須が好き!

雄大な那須高原をキャンバスにして、思い描くリゾートライフやセカンドライフ、田舎暮らしの夢は人それぞれ違います。別荘として家族や友人と過ごす週末リゾート、晴耕雨読の自給自足、無農薬野菜や有機野菜栽培、喫茶店やレストラン経営、趣味を生かした工房、アトリエオーナー。のんびり釣り三昧、秘湯巡りなど、既に那須高原で夢を描き始めた方々の那須暮らしをご紹介いたします。
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『雪や星がきれいな冬の那須が好き!』

武藤幸雄さん

「芭蕉温泉ランド」分譲地内にある武藤家のセカンドハウスでは、おしゃれなガラステーブルをベランダに設置。その上にひまわりの種をおくと、数種類の野鳥がひっきりなしにやってくる。窓のすぐ向こうに見える風景で、リビングにいながらバードウォッチングを楽しめるのだ。

「ヒヨドリ、シジュウカラ、コガラ、キジみたいのもきます。ヤマガラは人なつっこくて、肩に止まったり、人間の後をついてきたりする。自然が豊かなんですね。たまに猫に襲われるのもいますけど」と幸雄さん。

 ナラ、ヤマザクラ、アカマツなどがまばらに生える敷地では、花やハーブ、野菜を栽培。とくに花は種類が豊富で、福寿草、ユリ、クロッカス、キク、チューリップなどが咲き乱れる。球根類は育ちがいいという。色とりどりの花で彩られる春から夏は、さぞ美しい空間だろう。冬は枯葉のじゅうたんで覆われているが、原木にシイタケが成長していた。ベランダで干し柿も作っており、ヒヨドリに食べられないよう網で囲ってある。外出中の奥さんが担当しているそうだが、秋から冬も実りが多い。

この土地を手に入れたのは8年前。知り合いに誘われたので、とりあえず買っておこうという軽い気持ちだった。しかし、奥さんが田舎暮らしを前向きに考えるようになり、5年前にセカンドハウスを建築。いまは月に20日以上、ここに滞在しているという。
「最初に土地を買ったときは80坪しかなかった。田舎で何かやろうと思ったら、さすがに狭いでしょ。買い増しできないかと相談したら、隣の100坪をすんなり取得できたんです。東京ではアパート住まいで、新幹線の駅が見えるような場所にいるんですけど、私は家にお金を使わない暮らしも悪くないと思っていました。でも、180坪なら建ててもいいかなと思って(笑)。最初は月4日くらいでしたが、だんだんこちちの方がよくなってきたんですよ」
ここでは夫婦で散歩を日課にしており、昼間に1時間ほど散策している。また、近くの農家とも仲良くなり、野菜をもらったりしている。奥さんは温泉が好きで、車で10分の芦野温泉へよく出かける。東京からの客も連れていくが、天然温泉以外に数種類の薬草の湯があって喜ばれているそうだ。「芭蕉温泉ランド」は那須でも雪の少ないところだが、真冬はうっすらと雪化粧する。幸雄さんはその季節がいちばん好きだと話す。

「庭に四角い小さなかまくらを3、4個作るんです。その中にいろんな色のロウソクを灯すんですけど、灯籠みたいですごくきれいなんですよ。妻には『子どもみたい』と笑われますが。冬は星もきれいです。オリオン座や北斗七星がはっきり見えるんですよ」

 セカンドハウスには30代のお子さんも同居し、近くの白河市で観光関係の仕事に就いている。ここが武藤家にとっての故郷になりそうだ。