雄大な那須高原をキャンバスにして、思い描くリゾートライフやセカンドライフ、田舎暮らしの夢は人それぞれ違います。別荘として家族や友人と過ごす週末リゾート、晴耕雨読の自給自足、無農薬野菜や有機野菜栽培、喫茶店やレストラン経営、趣味を生かした工房、アトリエオーナー。のんびり釣り三昧、秘湯巡りなど、既に那須高原で夢を描き始めた方々の那須暮らしをご紹介いたします。
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『再開発で登場した里山の分譲地』
A様ご夫妻
いま田舎暮らしの世界で注目されている二地域居住。年に1~3カ月程度の中長期的滞在を指す。定住ではないけど、それに近いライフスタイルのこと。その二地域居住を4年ほど前から実践しているご夫妻を訪ねた。
ご夫妻は、ご主人の定年後、この二地域居住をスタートさせた。「理想的には年に半分を那須で過ごしたい。ここにくると4~5日、多いときは10日ほど過ごしているんですよ。もともとのキッカケは私の友人がこの近くの芦野温泉で湯治をしていて、私たちも芦野温泉に行ってみようと、那須に足を運ぶようになったんです。すごくツルツルの温泉で、2人ともここが気に入ったんですよ」と奥様。現在のご自宅は那須高原から130kmほど離れたところにあり、今のところ那須には年に3分の1くらい滞在している。
ご主人は早く田舎暮らしを楽しみたいという気持ちが強く芦野温泉に足を運ぶうちに自然と近くで土地探しを始める。「芭蕉温泉ランド」分譲地は価格が手頃で、芦野温泉と同じ泉質の温泉が引き込まれていた。ここだと即決。冬の気候を考え、高気密・高断熱住宅を建て、那須での二地域居住が始まった。もちろん、温泉には毎日浸かっており、奥さんは肌が若返ったとまわりからいわれているそうだ。
那須の家は大きなベランダがあり、木の手すりやテーブルが設けられている。これらはすべて、ご主人が日曜大工で作ったもの。また、敷地内の畑で野菜作りも楽しんでいる。「今朝、外はマイナス1度でしたが、室内は13度。暖房はエアコンだけなのに、本当に暖かいですね。この住宅にしてよかったと思います。まわりを雑木林で囲まれているので、秋は落ち葉でいっぱい。それで堆肥を作っているんですが、土が元気になってきました。野菜も最初は虫の餌みたいだったけど、だんだん強くなって甘みが出てきた。ここで収穫したハクサイなどを食べているから、まさに身土不二の生活ですね」とご主人。
那須では農産物の直売所などによく立ち寄るのだが、「アズキとかハンダマメとか、いろんな食材が安く手に入るんですよ。友人に送ると喜ばれます。ハチミツもスーパーで売っているものとは、風味が全然違いますね。秋のキノコが安くて美味しいの。ナメコ、天然マイタケ、ヒラタケなどが並んでいます」と奥さんは語る。
また、「まわりに定住している人も多いので、寂しさはまったく感じません。春になったら、友人たちが泊まりがけで遊びにくるんですよ。孫達もゴールデンウィークや夏休み、正月になるとくるので、それが楽しみなんです」と奥さん。
隣で「孫たちは那須にきたくてしょうがないみたい。ここにくると、家の内外を飛び回る。私も孫のために竹とんぼを作ったりしているんですよ」とご主人がが目を細める。
お子さんとお孫さんがくるとさぞ賑やかなひとときに違いない。まだ小さいお孫さんが多いので、庭にブランコを作るのが夢だとか。那須の住まいが、まさにご夫婦やお孫さんの故郷になったようだ。