再開発で登場した里山の分譲地

雄大な那須高原をキャンバスにして、思い描くリゾートライフやセカンドライフ、田舎暮らしの夢は人それぞれ違います。別荘として家族や友人と過ごす週末リゾート、晴耕雨読の自給自足、無農薬野菜や有機野菜栽培、喫茶店やレストラン経営、趣味を生かした工房、アトリエオーナー。のんびり釣り三昧、秘湯巡りなど、既に那須高原で夢を描き始めた方々の那須暮らしをご紹介いたします。
» お客様の声一覧

『再開発で登場した里山の分譲地』

那須町の「こもれびの郷」

自然が豊かで首都圏から足も延ばしやすい那須エリアでは、昭和40年代の高度成長期に大規模な別荘開発が盛んに行われた。当時は資産として保有する人が多く、あまり利用されなかった。しかし、10数年前から別荘地に定住する人が急増し、自然を身近に感じられる土地が大人気。そのニーズに応えるべく、日本開発企画は高度成長期にできた大型別荘地の再開発に取り組んできた。全800区画の「芭蕉温泉ランド」もその一例で、自宅で温泉も楽しめる林間別荘地として再生。現在では100人以上の別荘会でイベントを楽しむなど、那須の田舎暮らしを楽しむ一大拠点になっている。気軽に那須ライフを体験しようと、貸別荘を利用する都会人も多い。

日本開発企画ではこれまでのノウハウを活かし、新たに再開発を手がけることになった。分譲地の名は「こもれびの郷」。那須高原の南側に位置し、東北本線黒田原駅よりわずか車で5分。役場、公民館、図書館、郵便局、銀行、文化センター、スポーツセンター、スイミングドーム、運動公園、幼稚園、中学校、開業医、歯科医、コンビニ、スーパーはすべて4km圏内にあり、小学校へは歩いて登校できる。りんどうラインを北上すると、遊園地、美術館、温泉などが集まる那須のリゾートエリアに近く、那須ICの南側のため渋滞の心配もない。また、ph9.89のアルカリ性単純泉で、完全かけ流しが大人気の芦野温泉へはわずか2.5km。ツルツルの温泉入浴はもちろん、そこではテニスや演芸なども楽しめる。

分譲地のまわりは農村風景が広がっており、のんびりと過ごすには最適の環境だ。分譲地が開発されたのは昭和43年と46年。いまから40年近く前になるが、ここに家は3軒しかない。昔ながらの自然が残っているのも魅力だろう。約450の総区画数のうち、今回は30区画を販売することになった。

「再開発に当たっては、木を間伐・下刈りをしたり、道路を改修したり、皆さんが安心して住めるように環境整備を進めました。建物が少なく、まさにこれからの空間です」と日本開発企画・那須営業所の本澤修所長。

別荘地の特徴は、第一に静けさが保たれていること。地元集落から少し離れているので、車の音もほとんど聞こえない。第二に、里山らしい豊かな植生にあふれていること。紫色のザゼンソウが群生し、コシアブラ、フキノトウ、タラノメなどの山菜も自生している。第三に、2つのゾーンに別れていること。東斜面の区画は沢が流れ、ナラ、クヌギ、ヤマザクラ、コブシなどの雑木も太い。西斜面の区画は那須連山を望めるところにあり、ロケーションを重視する人にはいい環境だ。

別荘地の入口には「那須野ヶ原自治会」の看板が掲げられている。いまから20年ほど前に結成されたコミュニティで、7エリア8分譲地で構成されている。総会員数は900名以上に達しており、道路や水などの管理について適切な運営を図っている。

「こもれびの郷も自治会に含まれますので、新たな町づくりを進めるうえで力強いパートナーになります。設備の運営について話し合ったり、定住会員や別荘会員と情報交換したり、広報活動なども行っているんですよ。わが社も再開発では実績があるので、いろんなアイデアを出していきたい。都会の人にこの空間をフルに活用していただき、私たちと一緒に新たなコミュニティを創っていきましょう」と本澤所長。

 都会人に人気の那須エリアで、手つかずに近い状態のまま残っている別荘地は珍しい。那須の新たな人気スポットになりそうだ。