入学・入園に合わせて那須生活をスタート!

雄大な那須高原をキャンバスにして、思い描くリゾートライフやセカンドライフ、田舎暮らしの夢は人それぞれ違います。別荘として家族や友人と過ごす週末リゾート、晴耕雨読の自給自足、無農薬野菜や有機野菜栽培、喫茶店やレストラン経営、趣味を生かした工房、アトリエオーナー。のんびり釣り三昧、秘湯巡りなど、既に那須高原で夢を描き始めた方々の那須暮らしをご紹介いたします。
» お客様の声一覧

『入学・入園に合わせて那須生活をスタート!』

阿久津さんご一家

JR黒田原駅から約2.5kmの「みやびの郷」分譲地。雑木林に囲まれた自然たっぷりの空間で、小4の阿久津慧(けい)君、小1の諒(りょうくん)が飛び回っている。何で遊んでいたのと聞いたら、「キックボード。釣りもサッカーもやるよ」と明るい声で答えてくれた。奥さんと幼稚園児の有佳ちゃんは不在だったが、元気いっぱいな子どもたちの様子を見ると、さぞかし賑やかな家庭に違いない。 阿久津さん一家は2年前まで、神奈川県川崎市の公営住宅に住んでいた。職場に田舎暮らし願望を持つ同僚がおり、2人で「田舎に行きたいね」とよく話していたという。その人が那須の土地を購入したと聞き、すぐに見せてもらった。それが「みやびの里」分譲地内の土地だった。

「3人の子どもがまだ小さいので、本当の山奥というわけにもいかない。ここは学校まで歩いていけるし、価格が手頃でローンの返済も無理がない。分譲地内に売地があったので、すぐに決めたんですよ。いちばん上の子は川崎の友だちと別れるから少し文句をいったけど、2番目の子は入学、一番下の子は入園の時期だったから、このタイミングがいいと思ったんです」と大黒柱の功さんは語る。
まだ30代で仕事は捨てられないが、栃木県への転勤願いを職場に認めてもらえたのも幸運だった。奥さんもパートで家計を助けており、「ぜいたくさえいわなければ観光地の那須でパートの仕事はけっこうある」という。働き盛りの夫婦が田舎生活を始めるには、見逃せない条件だろう。

功さんは週末が休みで、少しずつ庭いじりを始めている。本当はブルーベリーを植えたかったが、苗の購入が遅かった。来年には再挑戦するつもりだ。現在はキキョウやマツバギク、コスモスなどの花を育て、インゲンやニンジンといった野菜の種も植えてある。川崎では市民農園の抽選に落ちた経験もあるので、自分だけの地べたを手にした喜びは大きい。昔からバイクが趣味で、400ccのマシンを直してツーリングする夢もある。また、2km先のふれあい公園でイワナやヤマメが泳いでいるのも、釣り好きの功さんには嬉しい。この公園には町営プールがあるので、子どもたちも一緒に出かける。

「やりたいことはいっぱいあるんですが、まだ手がつかないといったところです。もう慌てる必要はないので、少しずつ楽しんでいこうと思っているんですよ。那須に来てから生活にゆとりができて、落ち着いてきたような気がする。いまの生活に満足しています」

敷地の余ったスペースには、釣り道具やバイクなどを収納できる車庫兼作業室を自分で建てる計画もある。どんな設計にするか思案中だが、そういう悩みが喜びに変わっていく日も近い。